引き続き獲得に興味か? 田澤がマーリンズ入りの可能性がある5投手入り
ジャンセンのドジャース復帰に伴い、マーリンズは補強プランを見直し
今オフのフリーエージェント(FA)市場で、豪腕アロルディス・チャップマンと並び救援投手の目玉とされていたケンリー・ジャンセンが、古巣ドジャースと再契約した。これに伴い、補強プランを変更せざるを得ないチームも生まれたわけだが、イチローの所属するマーリンズもその1つ。そこで球団公式サイトでは「マーリンズが獲得する可能性のある5人のFA投手」と題した特集記事を掲載し、レッドソックスからFAとなっている田澤純一投手の獲得について言及している。
マーリンズがジャンセン獲得に乗り出していたことは周知の事実だが、記事によれば5年8000万ドル(約93億9100万円)のオファーを出していたという。だが、先週末に故郷キュラソーで結婚式を挙げたジャンセンは、古巣ドジャースとの再契約を決断。マーリンズは「早急に実績のある投手を数人」獲得する必要に迫られたというわけだ。
記事では、マーリンズが獲得する可能性のある5投手をピックアップ。通算85セーブを挙げているブラッド・ジグラー、28歳ながら通算99セーブの実績を持つネフタリ・フェリス、最近2シーズンはいずれも70試合以上登板している右腕フェルナンド・サラス、救援補強の代わりに先発強化も可能だとして名前が挙がったダグ・フィスターに加えて、田澤をピックアップ。田澤は「サラス同様にセットアップに最適だ」と指摘している。
最近2シーズンは調子を落とした田澤だが、記事では「過去4年はいずれも最低53試合投げている」ことに触れ、ブルペンの酷使が予測されるマーリンズ投手陣にとって「耐久性はカギになる」と指摘。2013年のレッドソックス世界一に貢献した右腕を候補に挙げた。
レッドソックスで同僚だった上原浩治投手のカブス入りが決まり、そろそろ田澤の来季所属先が決まってもおかしくはない。以前からマーリンズが田澤獲得に興味があるとは報じられてきたが、果たしてイチローと同じユニフォームに袖を通すことになるのだろうか。今後のFA市場の動きに注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count