ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝ちで3年ぶり18度目V

松田が決めた!

 パ・リーグ優勝争い、最後の天王山はソフトバンクが松田宣浩の劇的なサヨナラヒットで、2-1で勝利。2011年以来、3年ぶりのパ・リーグ優勝を決めた。1リーグ時代から含めて18度目Vとなった。

 今季最終戦を本拠地で迎えたソフトバンクは、先発のマウンドに難病から復活した大隣を送る。オリックスの先発はディクソン。

 この試合、勝てば優勝のソフトバンクは2回裏、1死から中村がレフトへのヒットで出塁。続く吉村がライトへツーベースを放ち1死2、3塁のチャンスを作ると、細川がセンターへの犠牲フライを放ちソフトバンクが幸先良く1点を先制する。

 4回表、オリックスも先頭の糸井がヒットで出塁、すぐに2盗を決めて無死2塁のチャンスを作る。しかしペーニャが空振り三振に倒れると、竹原、T-岡田がいずれも内野フライに倒れ、絶好の同点機を逸してしまう。

 5回裏、ソフトバンクは柳田のヒットと盗塁、今宮の四球で2死1、2塁のチャンスを作ると、オリックスベンチはここで早くもディクソンを諦め、岸田をマウンドへ。同時にキャッチャーも伊藤に交代した。岸田は内川をピッチャーゴロに打ち取り、試合は1点差の緊迫した展開のまま推移する。

 7回表、ソフトバンクは6回無失点と好投した大隣に代え、ルーキー森をマウンドへ送る。降板した大隣は「初回はさすがに緊張したけど、何とか自分の投球をすることができた。役目を果たすことができたので、しっかり応援します」と語った。

 オリックスは先頭の坂口がレフトへのヒットで出塁、T-岡田がセンターフライに倒れるが、川端が1死から送りバントを決めて2死2塁とする。オリックスベンチはここで原拓也を代打に送ると、原は2-2からの変化球に食らいつき、打球は1、2塁間を破るライト前タイムリーヒット。遂にオリックスが同点に追いつく。

 7回裏、オリックスは岸田から馬原にスイッチする。先頭の吉村が四球で歩くと、細川が送りバントを決めて1死2塁。ソフトバンクは代打長谷川を送ると、オリックスも馬原から佐藤達へ。佐藤達は長谷川を速急で空振り三振に打ち取ると、続く柳田を歩かせ、今宮をショートゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。

 そして迎えた10回裏、ソフトバンクはオリックス6番手マエストリを攻めて1死満塁のチャンスを作ると、代わった比嘉から松田がサヨナラヒット! ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝利で、3年ぶり18度目の優勝を決めた。


松田のサヨナラタイムリー【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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