広島・大瀬良、プロ6年目で燕に初黒星 3被弾5失点に「もどかしさ感じる」

広島・大瀬良大地【写真:荒川祐史】
広島・大瀬良大地【写真:荒川祐史】

廣岡、村上、中山と3本塁打を浴びて6回5失点で降板

■ヤクルト 6-4 広島(16日・マツダスタジアム)

 広島の大瀬良大地投手が、今季9敗目を喫した。16日、本拠地マツダスタジアムでのヤクルト戦に先発したが、6回を投げて3本塁打を浴びて5点を失った。

 初回は無難に無失点に抑え「入りは悪くなかった」という大瀬良だが、先制点をもらった直後の2回に廣岡に一発を浴びて同点とされた。3回に勝ち越しを許すと、4回は先頭打者の村上に被弾。6回には中山に2ラン本塁打を打たれ「甘くなったボールを逃してくれなかった。厳しくいかなければいけないという意識もあったし、ボールでもよかった場面もあった。いろいろと原因はあるが、思うようにボールを扱いきれずに打たれてしまった」と失投を反省した。

 ヤクルト戦はプロ入りした2014年から6年越しの12連勝と相性がいいチームだったが、シーズン終盤で順位争いを左右する大事な試合で連勝がストップした。「いずれは途切れるものなので、意識はしていなかった」と気にする様子はなかったが、「負けられない気持ちはあったが、ここ最近は思うような結果を残せていない」と、最近5試合で1勝のみという成績には悔しそうな表情を見せた。

 今季は開幕投手として序盤は順調に勝ち星を重ねたが、交流戦以降は連勝と連敗を繰り返すなど、不安定な投球が続いている。「もどかしさは感じている」という昨季の最多勝右腕は「今日はいいボールと悪いボールがはっきりしていた。そのあたりも含めて、なんとか修正していかなければならない」と、ポストシーズンに向けて復調を誓っていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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