「ふさわしい素質を備えていなかった」 日本で開花した投手を米メディア特集

広島のクリス・ジョンソン【写真:荒川祐史】
広島のクリス・ジョンソン【写真:荒川祐史】

米メディアの特集にジョンソン、クルーン、サファテの3人が登場

 1995年に海を渡った野茂英雄は新人王を獲得し、日本人メジャーリーガーのパイオニアとなった。その後は多くの選手が活躍したが、反対にメジャーから日本に活躍の場を求めた選手たちも数多くいる。そんな“ジャパニーズドリーム”を掴んだ選手たちを米野球メディア「ハードボールタイムス」が特集。投手で紹介されているのは、クリス・ジョンソン、マーク・クルーン、デニス・サファテの3人だ。

 ジョンソンは、2006年にレッドソックスからドラフト1巡目(全体40位)で指名を受けて入団。有望株として期待されたがマイナーで結果を残せず、2011年にリリース。米独立リーグを経て2013年にはついにメジャー初登板を果たしたものの、メジャー通算2年で7試合に登板し、4先発で0勝3敗、防御率5.32と勝利を挙げることはできなかった。記事では、「彼はメジャーリーガーにふさわしい素質を備えていなかった」と言及している。

 しかし、2015年に母方の祖母の母国である日本の広島に移籍すると運命が一変する。初年度に14勝7敗、防御率1.85で最優秀防御率を獲得。翌2016年には15勝7敗、防御率2.13で沢村賞を受賞した。今季も14日現在で11勝7敗、防御率2.44はセ・リーグ2位とローテーションの柱となっている。

クルーンは「NPBではうまくハマった」、サファテは「エリート級の活躍」

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