ロッテ井口監督「力不足」 大敗でCS逃し4位確定「5割の壁に何度も跳ね返され…」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

連覇達成の西武に大敗で終戦、試合後のセレモニーで選手の「成長」にも触れる

■西武 12-4 ロッテ(24日・ZOZOマリン)

 ロッテは24日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた西武戦に4-12で大敗。楽天がソフトバンクに勝利したため、ロッテのシーズン4位が確定した。井口資仁監督は試合後のセレモニーで「力不足です」と悔しさをにじませた。

 逆転CS進出へ向け、井口監督は二木を9月9日以来の先発マウンドに送った。その二木が2回1死から西武打線につかまり、打者6人に4安打2四死球で5失点KO。あとを受けた涌井も3回、山川に43号2ランを被弾するなど、序盤で7安打7失点と連覇を狙う獅子の牙に飲み込まれた。

 打線は3試合で2敗を喫していた西武先発・ニールから、3回に藤岡が右翼適時打。4回にもレアードの中前適時打で2点を返したが、なおも1死満塁の場面で9番・田村が三塁併殺打に終わった。

 7回には2死満塁から押し出し、捕逸と悪送球の間に走者3人に生還を許すなど、失点を重ねて大敗。3年連続シーズン負け越しで全日程が終了した。

 楽天がソフトバンクに勝利したため、シーズン4位が確定。3年ぶりのCS進出が消え、井口監督は試合後のセレモニーで「今シーズンは最後まで全員で戦い抜こうという目標の中、戦ってまいりました」としながら「今日の試合、力不足です」と振り返った。一方で「今年は5割の壁に何度も跳ね返され、その中で選手は一歩ずつ一歩ずつですが、成長してきたと思います」とも。来季こそ4年ぶりのAクラス入りを目指す。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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