楽天、昨季限りで引退の4選手を新規採用 5球団競合左腕は異例の営業転身

川井氏は打撃投手、後藤&牧田はスクール部で採用

 楽天は10日、元選手の新規採用を行ったことを発表した。昨季限りで現役引退した川井貴志氏が打撃投手(兼チーム戦略室戦略R&Dグループ)、後藤光尊氏がスクール部ベースボールグループ、牧田明久氏がスクール部ベースボールグループ、長谷部康平氏が営業本部営業第二部営業第二グループで採用となった。

 川井氏は06年のシーズン途中にロッテからトレードで楽天に移籍し、主にローテの谷間や怪我人が出た際に先発として穴を埋めた。プロ通算307試合に登板し、28勝36敗、防御率4.51だった。また、オリックスで12シーズンにわたってプレーした後藤氏は12年に1000試合出場、1000安打を達成し、13年オフに鉄平との交換トレードで楽天へ移籍。プロ15年で通算1361試合出場、打率.269、95本塁打、476打点の成績を残した。

 牧田氏は04年オフの選手分配ドラフトで近鉄から楽天入りし、プロ16年で通算691試合に出場し、打率.253、23本塁打、150打点を記録。楽天の球団創設から所属する最後の現役選手だった。また、異例の営業転身となった長谷部氏は、07年の北京五輪予選で唯一のアマチュアとして日本代表入りし、同年の大学生・社会人ドラフトで5球団が競合。抽選の末に楽天に入団した。プロ9年で通算110試合に登板し、11勝19敗3セーブ11ホールド、防御率5.37だった。

【了】
 
フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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