昨季メジャー30発以上が5人 WBC連覇へ豪華陣容のドミニカ共和国に死角は?
ゴールドグラブ賞は合計11度受賞、昨季30本塁打以上を5人も擁する豪華野手陣
いよいよ3月6日に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。日本は第1、2回に続く2大会ぶり3度目の優勝を目指すが、今回は過去3大会にも増して各代表チームともに強力チームの編成に力を入れている。各代表がどんなチーム作りを進めてくるのか興味が尽きることはないが、MLB公式サイトでは早くも前回優勝ドミニカ共和国の戦力分析を行っている。そこで明らかにされたのが、驚異の打撃力と守備力を誇る豪華野手陣の顔ぶれだ。
すでに出場表明している野手は10人。マチャド(オリオールズ)、マルテ(パイレーツ)、カノ(マリナーズ)、カスティーヨ(オリオールズ)、クルーズ(マリナーズ)、ベルトレ(レンジャーズ)、レイエス(メッツ)、ポランコ(パイレーツ)、サンチェス(ヤンキース)、ラミレス(レッドソックス)と攻守両面でメジャーを代表するトップ選手が並ぶ。
現段階では、一塁ラミレス、二塁カノ、三塁ベルトレ、遊撃マチャド、右翼ポランコ、左翼マルテ、捕手サンチェス、DHクルーズが予想スタメンか。三塁手のイメージが強いマチャドだが、契約時のポジションは遊撃手。さらに、昨季は遊撃で43試合に先発しているだけに心配はなさそうだ。ゴールドグラブ賞を5度獲得したベルトレを筆頭に、カノ(2度)、マチャド(2度)など、10人合計でゴールドグラブ賞を11度獲得。記事では「今年のトーナメントでドミニカ共和国以上に守備能力の高い集団はないだろう」と大絶賛している。
守備力と合わせ、打撃力の高さも群を抜いている。2016年はクルーズ(43本)、カノ(39本)、マチャド(37本)、ベルトレ(32本)、ラミレス(30本)が30本塁打以上をマーク。昨季センセーションを巻き起こしたサンチェスは53試合で20本塁打を放つなど長打力が光る。さらに、昨季マルテは47盗塁を決めるなど、機動力も使える強さを持つ。