バーランダー、“感涙”の通算3000奪三振「特別な瞬間。泣いてしまったよ」

通算3000奪三振を達成したアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:AP】
通算3000奪三振を達成したアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:AP】

自身最多シーズン300奪三振も達成「両方とも達成することが出来て嬉しい」

■アストロズ 6-3 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)

 アストロズのジャスティン・バーランダー投手が28日(日本時間29日)、敵地・エンゼルス戦で先発し、6回12奪三振、4安打3失点。今季21勝目を挙げ、MLB史上18人目の通算3000奪三振を達成した。バーランダーは「言葉が見つからないよ。3000奪三振は今シーズンに達成したかったこと。今夜それを達成できたことは、とても大きな意味がある。とってもエキサイティングだよ」と笑顔を浮かべた。また、シーズン300奪三振にも到達。同じ試合でシーズン300奪三振と通算3000奪三振に到達したのはランディー・ジョンソン(00年9月10日)以来、史上2人目だ。

 大記録は意外な形で生まれた。2回先頭から4者連続三振などで大台まであと1に迫った4回1死。カルフーンを内角スライダーで空振り三振に仕留めたかに見えたが、捕手・チリーノスが後逸(記録は暴投)。振り逃げで大台に到達した。振り逃げでの3000K達成は史上初めて。スタンディングオーベーションで称えるファンに、剛腕はマウンド上で帽子を取って声援に応えた。「3000奪三振の記録を作ることが出来て、とても、感謝しているが、それがゴールではない。キャリアの過程での1つで、僕のキャリアが終わりというわけではない。これからもできるだけ長く投げ続けたい」と前を向いた。

 奪三振ショーは止まらずに4回1死一塁から5者連続三振。6回1死でカルフーンから空振り三振を奪い、チームメートのゲリット・コールに次いで今季2人目、自身最多のシーズン300奪三振に到達した。バーランダーは「正直300奪三振に届かないと思ってたけど。でもこの記録両方とも達成することが出来て、とても嬉しい」と笑顔。6回12三振を奪い、無四球4安打3失点。シーズン21勝目はチーム史上4人目だ。

 今季は34試合登板し、21勝6敗、防御率2.58。チームの地区3連覇に貢献した。「これは歴史的に見て特別な瞬間で、僕は本当に嬉しく思っている。実は、誰にも言っていないけど、泣いてしまったよ。試合後にチームメイトが素敵なスピーチをしてくれて、みんながハグしてくれたんだ。本当に特別なシーズンでの特別な瞬間だよ」と振り返った。今季のサイ・ヤング賞を争う同僚のコールは29日エンゼルスとの今季最終戦に先発する。

(Full-Count編集部)

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