青木所属のロイヤルズが怒涛のPS5連勝 PSで4試合延長戦勝利はメジャー史上初!

リーグ優勝決定Sで先勝、敵地での勝利に青木「雰囲気すごかった」

 青木宣親外野手の所属するロイヤルズが10日(日本時間11日)、ボルティモアで行われたオリオールズとのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦で、延長10回の激闘の末に8-6で勝利した。青木は3打数1安打1四球1得点の活躍を見せた。

 ロイヤルズはこれでワイルドカードゲームからポストシーズン(PS)5連勝。5戦中4戦で延長戦勝利と勝負強さを発揮している。ESPNによると、同一シーズンのPSで4試合の延長戦勝利はメジャー史上初だという。

 ロイヤルズは3回に1番エスコバルのソロ本塁打から一挙に4点を獲得すると、5回にも1点を加え、一時は5-1とオリオールズを突き放した。しかしオリオールズはその5回裏に4番クルーズの2塁打などで5-4と迫り、6回にはダブルスティールから2番デアザの内野安打で同点。試合は振り出しに戻った。

 試合は同点のまま延長戦へ。10回表にゴードンのソロ本塁打とムスタカスの2ランで3点を加えたロイヤルズは、その裏の失点を1点に抑え、今季プレーオフで4回目の延長戦勝利を手にした。得意の足を封じられながらも本塁打で初戦白星を勝ち取ったロイヤルズが、29年ぶりのア・リーグ優勝に弾みをつけた。

 青木はこの日、「2番・ライト」でスタメン出場。第1打席は凡退に終わったが、1点リードで迎えた3回の第2打席はレフト前ヒットで塁に出ると、四球とヒットで3塁へ。6番ゴードンのタイムリーで生還し、追加点のホームを踏んだ。

 4回の第3打席はライトフライ。7回の5-5同点の場面で、先頭の青木は四球を選び、無死1塁とする。ここで代走を送られ、俊足ダイソンと交代した。

 青木は試合後のインタビューで「どっちに転んでもおかしくない、そういう試合を取れて本当によかった」とコメント。「雰囲気もすごかったし、アウェー感たっぷりの試合だった」と、緊迫した第1戦での勝利を喜んだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY