侍の4番は誰に? 小久保監督「勝負強さ」の中田、「成長」の筒香「どちらか」
昨年11月の強化試合は「4番・中田、5番・筒香」
3月開幕の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む野球日本代表「侍ジャパン」のメンバー27人が24日、発表された。会見に出席した小久保裕紀監督は、4番候補として筒香嘉智(DeNA)と中田翔(日本ハム)と2人の名前を挙げた。
世界の投手を打ち砕くため、誰が侍打線の“顔”となるのか。「4番は中田が中心か?」と問われた指揮官は「中心なのは間違いないですけど、筒香か中田のどちらかだと思います」とセ・パ両リーグが誇るスラッガーの名前を出し、現時点で明言はしなかった。
中田は昨季、打率.250ながら110打点で打点王に輝き、25本塁打をマーク。10年ぶりの日本一に貢献した。一方、打率.322の筒香は44本塁打、110打点で打撃2冠を達成。球団史上初のCS進出の原動力となった。
指揮官は昨年11月の強化試合4戦すべて「4番・中田、5番・筒香」で打線の中軸を結成していた。
「中田はプレミアでも勝負強さが際立ったと思うので、ランナーを返す勝負強さに期待します。筒香の場合は、ここ2、3年の成長が著しくて、国際大会で通用する逆方向に大きな打球を打てるのが武器だと思うので、その辺を思う存分発揮してもらいたい」
2人について、こう期待を込めた小久保監督。ファンの間でも、どちらを置くべきか大きな関心事となっている侍の4番の座。果たして、筒香か中田か――。直前合宿から競わせながら状態を見極め、決断することになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count