ロッテ涌井が新たに3年契約か 今季FA権獲得も「ロッテでやりたい」

単年3000万円増の推定2億5000万円でサイン、目標は18勝

 ロッテ涌井秀章投手が25日、契約更改に臨んだ。2013年オフに単年2億2000万円の3年契約で西武から移籍。今季再びFA権を取得するため、新たな契約内容が注目されたが、3000万円増の年俸2億5000万円で3年契約を結んだと見られる(金額、契約年数は全て推定)。

 会見に臨んだ涌井は「ご想像にお任せします」と具体的な契約内容は明らかにしなかったが、「長いことロッテでやって欲しいと言われ、自分でもロッテでやりたい(と思った)。優勝できていないのは納得いってない」と語り、ロッテで目指す日本一にこだわりを見せた。

 林球団本部長も「体が頑丈で、ローテーションを外れたことがない。これだけ頼りになる人はいない。長く(ロッテで)やってほしいというのは一致している」と、先発ローテの軸となる右腕に対して、球団としての誠意を見せた契約を提示したようだ。

 これまでの自己ベストは、西武時代の2007年に記録した17勝、投球回213回だったが、今季はそれを上回る決意で、「18は勝ちたい。200イニングはノルマとして目標にしたい。防御率も昨年(3.01)よりはよくしたい」と高いハードルを掲げた。

 サポート体制は整っている。昨年、タレントで作家の押切もえと結婚。「すごくサポートしてくれている。それにしっかり応え、いい年にしたい」と感謝の気持ちを語った。

 年明けは4日からハワイで10日間トレーニング。ブルペンにこそまだ入っていないが、帰国後は暖かい南房の館山で走り込んでいる。ロッテで過ごした3年間で「多少大人になった自分が見えた。これからまた新しい自分が見えてくれたらいい」という右腕。2017年はニュー涌井で勝負の構えだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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