ロッテ育成2位の菅原、球団史上初のキャンプ1軍スタート　伊東監督も「楽しみ」

育成ドラフト入団で大抜擢、開幕1軍目指し「乃木坂46のDVDは持って行きますよ！」

　ロッテの育成ドラフト2位・菅原祥太外野手（日本ウェルネススポーツ大学）が石垣島での春季キャンプで1軍メンバーに抜擢された。育成ドラフトでキャンプ開始からの1軍は球団史上初となる。

　さいたま市の合宿所に3合炊きの炊飯器を持参して話題をまいた菅原。身体測定では背筋力で新人としては過去最高の704Nm（ニュートンメートル）を叩き出し、楠トレーニングコーチを仰天させた。

　伊東監督は「自主トレで飛ばしていたし、馬力があるのが楽しみ」と話しており、キャンプでのアピール次第では、支配下登録を勝ち取っての開幕1軍も夢ではない。

　高校時代は投手としても活躍したが、大学3年時に外野手一本になった。菅原は「ビックリしました。寮に戻った瞬間にマネージャーさんから電話をいただきました。電話をもらった時は一瞬、ウソじゃないかと思ってしまいました。育成という立場なので新人合同自主トレからアピールするつもりでいたのが、それが良かったのかなあと思います」とコメント。さらに「初めてのキャンプで緊張すると思うけど、自分の持ち味をしっかりと出してアピールしたいです。また手本となる先輩選手が沢山いるのでしっかりと色々な事を盗んでいけたらいいなあと思っています」と話した。

　また、炊飯器については「さすがに、持って行きません！」としながらも、「ただ、乃木坂46のDVDは持って行きますよ！　乃木坂さんからパワーをもらってキャンプ頑張って、支配下登録を目指したいです！」とコメント。183センチ、95キロと恵まれた身体で、スクワットは230キロとパワー満点の育成ルーキーが大化けするかもしれない。

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フルカウント編集部●文 text by Full-Count