田中将大はミスター・オクトーバー PS全6戦4安打&2失点以下は史上初
ポストシーズン通算6試合登板、4勝2敗、防御率1.54
■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたツインズとの地区シリーズ第2戦で先発。今季シーズン本塁打記録を更新する307本塁打を記録した“超重量打線”を相手に、5回3安打1失点と好投し、ポストシーズン通算4勝目を挙げた。打線は3回にグレゴリアスの満塁弾など大量7点のビッグイニングを作って、8-2で大勝。2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。敵地ミネアポリスに移る第3戦は7日(同8日)に行われる。
田中が大一番で抜群の勝負強さを見せた。140キロ台後半のフォーシームを見せ球に、スプリット、スライダーでキリキリ舞いの快投を演じた。初回1死一、二塁では今季32本塁打を記録したロサリオをスプリットで一ゴロ併殺打に。先制点をもらった2、3回と3者凡退に抑えて試合を作った。大量リードをもらった4回に1点を許したものの、5回は10球で3者凡退に。5回83球(ストライク52球)を投げ、7奪三振1死球、3安打1失点だった。
歴史的な快投だ。ポストシーズンは通算6試合登板し、4勝2敗、防御率1.54。PS3連勝で、6試合すべて4安打以下、2失点以下に抑えたのは史上初だ。また、対ツインズ戦はレギュラーシーズンの5登板を含めて6戦全勝。防御率2.21と圧倒している。
チームはポストシーズンでのツインズ戦で12連勝。ポストシーズンでの同一チームに対する連勝はMLB新記録となった。
(Full-Count編集部)