DeNAは打線好調、CS2戦連続2桁安打 運命の第3戦へラミレス監督「とにかく打つ」

DeNA・筒香嘉智、乙坂智、ロペス(左から)【写真:荒川祐史】
DeNA・筒香嘉智、乙坂智、ロペス(左から)【写真:荒川祐史】

2試合で計25安打、チーム打率.329 第2戦はロペス、筒香、乙坂が本塁打

■DeNA 6-4 阪神(CS・6日・横浜)

 DeNAは6日、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)1stステージ第2戦に6-4でサヨナラ勝利。序盤にロペス、筒香の中軸がアーチをかけ、最後は乙坂の代打サヨナラ本塁打で1勝1敗のタイとした。

 先陣を切ったのはロペスだった。初回、先頭の神里がヘッドスライディングで二ゴロを内野安打にすると、その気迫に応えるように阪神の先発・青柳が投じたカウント1-2からの直球をフルスイング。打った瞬間に本塁打と確信し、ベンチに向かって雄たけびを上げた。

「手応えもすごくよかった。追い込まれていたが、うまくとらえることができた」と満足げ。打球は高々と横浜スタジアム上空に舞い上がり、左翼席上段に着弾。球団のトラックマンデータによると、123メートルの完璧アーチだった。

 続いたのは3回先頭で打席に立った筒香だ。第1戦で初回に3ランを放って試合の流れをつくった主砲が、この日はカウント1-2からの5球目を左翼席へ運んだ。2試合連発にもクールな表情は崩さない。「外角球に逆らわずにうまく打つことができた」と振り返ると「もう一試合一試合ですね、自分のことよりチームが勝てたので、それだけです」と冷静に語った。

 その後は阪神の反撃にあって2度同点に追いつかれたが、最後は代打・乙坂の劇的サヨナラ2ラン。本拠地初開催となるこのCSは、外野席も阪神ファンのエリアを狭め、球場が青色に包まれている。常々「ファンの方々の応援が力」と話す主将・筒香は「ファンの方はいい試合を望んでると思います」と第3戦もファンのために戦うつもりだ。

 この2試合、打線は活発だ。第1戦は14安打、第2戦は11安打と2試合連続2桁安打を記録し、チーム打率.329。負ければCSファイナルステージ進出が断たれる7日の第3戦を前にラミレス監督は「打つこと。点をとらないと勝てない。とにかく打つ」と打線のさらなる奮起に期待した。

(Full-Count編集部)

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