DeNAが代打乙坂の劇的サヨナラ弾でタイに 「与えられた所で力を」

DeNA・乙坂智【写真:荒川祐史】
DeNA・乙坂智【写真:荒川祐史】

初球にセーフティバントで揺さぶり、2球目をとらえる

■DeNA 6-4 阪神(CS・6日・横浜)

 DeNAは6日、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)1stステージの第2戦に6-4で劇的サヨナラ勝利。1勝1敗のタイに戻し、CSファイナルステージ進出に逆王手をかけた。負ければ敗退の一戦で9回表に追いつかれたが、9回裏1死一塁で、代打・乙坂が阪神の5番手岩崎からが劇的な一発を右翼席に放った。

 乙坂は第1戦では出場機会がなく、このシリーズでは初打席。初球にセーフティバントを試みた(ファウル)後、2球目の139キロを完璧にとらえた。

 お立ち台に上がった25歳は「入るとは思わなかったけど、手応えはありました。与えられたところで力を発揮できるように(出番を)待っていた」と声を弾ませた。

 2017年の阪神とのCS1stでも代打で3ランを放っている。「いいイメージで打席に入れている」とうなずいた。

 勝敗を五分に戻したラミレス監督は「すごい勝ち方ができた。(レギュラーシーズンから)7連勝しているチームに勝ててよかった」と胸をなでおろした。さらに乙坂の一振りを称賛。初球のセーフティバントは本人の考えによるものだったとし、「相手を揺さぶろうとやったのではないか。そういう姿勢が、戦いを有利に進められてああいう結果になったのではないか」と分析した。

 これで1勝1敗とし、7日の最終戦を迎える。指揮官は「打線の状態は悪くない。序盤で得点できているのは大きい。きょうはこの勝利を味わってしっかり準備したい」と気を引き締めていた。
 

(Full-Count編集部)

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