「日本のトラウト」や「最も洗練された打者」も…米注目の4人のNPB野手は?
3度のトリプル3を達成したヤクルト山田哲は「日本のマイク・トラウト」
大谷翔平、ダルビッシュ有、田中将大、前田健太らが今季も活躍を見せた日本人メジャーリーガー。イチロー氏の引退により野手(二刀流を省く)はいなくなったが、米データ専門メディア「スポーツ・インフォ・ソリューションズ」はNPB所属の4人の日本人選手に注目。ヤクルトの山田哲人内野手、西武の秋山翔吾外野手、DeNAの筒香嘉智外野手、広島の菊池涼介内野手を「MLBから注目される可能性がかなり高いNPB選手たち」と特集し、各選手たちについて伝えている。
まずはヤクルトの山田哲人。2年連続、そして3度のトリプルスリー(3割30本30盗塁)を達成するなど球界を代表する内野手について、記事では「ヤマダは度々“日本のマイク・トラウト”と呼ばれている」と言及。エンゼルスの天才スラッガーの名前を出しながら「打線の中核をなすほどの攻撃の脅威という特徴があり、平均以上の守備力も備えている」と評価している。
今季は142試合に出場し打率.271と3割をクリアできなかったが、35本塁打、98打点、33盗塁をマーク。特に注目している部分には「打撃力と走力を兼備している」とし、「平均以上のパワー」も備わっていると伝えた。順調にいけば来シーズンに国内FA権を取得する予定で、仮に今オフにメジャー移籍を実現させようとなれば、ポスティングシステム(入札制度)の利用が必要となる。
今オフの動向に注目が集まっている西武秋山も登場する。海外FA権を取得している巧打の外野手について「MLB球団にとってまさしく今、注目する名前だ」と言及。秋山は今季143試合に出場し、自身4度目、3年連続の打率3割(.303)、20本塁打、62打点、12盗塁を記録。通算出塁率.376とリードオフマンとしてチームを牽引する秋山を「先発外野手としての武器を備えている」と評価している。
記事では、西武が契約延長のオファーをしたことに言及しつつも、秋山の武器である高い出塁率、そして堅実なパワー&守備力をもってすれば、メジャーリーグでも「先発の座を確保できるだろう」と、そのポテンシャルの高さを絶賛している。