田中将大が先陣! 先発ローテを組み替えたワケ「それが良い決断だと」
ワールドシリーズ進出へ田中、パクストンの先発を入れ替えた「第1戦はマサで」
■アストロズ – ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)
ヤンキースのアーロン・ブーン監督は11日(日本時間12日)、12日(同13日)に敵地で開幕するアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ前に公式会見に応じ、田中将大投手に第1戦で先発させると明かした。
ツインズとの地区シリーズではパクストン、田中、セベリーノと先発ローテーションを組んだが、パクストンと田中の順番を入れ替えた。「それが良い決断だと思ったから。難しい選択ではあるが、地区シリーズの時と同じで、かなり迷った。最終的に、第1戦はマサで行くのが良いと感じたから(そうした)」と説明した。
田中は5日(同6日)のツインズとの地区シリーズ第2戦に先発し、5回1失点。スプリット、スライダーでMLB史上最多シーズン307本塁打を記録した重量打線を封じ、日本人最多のポストシーズン(PS)4勝目(2敗)を挙げた。PS通算防御率1.54。地区シリーズを3連勝突破し、救援陣の休養はたっぷりだが、ブーン監督は「明らかに先発投手もとても重要だ。試合では、リードを守り続けたチームが勝つことが多いから」。大舞台での勝負強さを発揮する右腕に、10年ぶりのワールドシリーズ進出をかけた先陣を託す。
3年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出したアストロズはグリンキー、バーランダー、コールの3枚看板でローテを組んだ。3投手とはいずれも今季対戦している。「アストロズの投手陣と(今季)対戦した経験があることは、いいことだ。エリート中のエリートの投手陣と対戦するのだから、難しくなるとは思う。打者にとっては、少しでも対戦した経験があることは、助けになるから、彼らが、その経験から学んだことを今回生かせればと思っている」と話した。
レギュラーシーズンでの対戦成績は3勝4敗だった。今季メジャー最高勝率.660を記録したアストロズとの対決へ、「アストロズのような素晴らしいチームと対戦することは大きなチャレンジだが、それを楽しみにしている」と心待ちにしていた。
(Full-Count編集部)