侍J稲葉監督、W杯8強ラグビー日本代表に刺激「野球も切磋琢磨しながら」

全体ミーティングを行った侍ジャパン・稲葉監督【写真:編集部】
全体ミーティングを行った侍ジャパン・稲葉監督【写真:編集部】

日本シリーズ出場メンバーを除く代表選手が宮崎に集合

 侍ジャパン日本代表の稲葉篤紀監督ら首脳陣、日本シリーズ出場メンバーを除く代表選手が21日、「ENEOS 侍ジャパンシリーズ 2019」、「第2回 WBSC プレミア 12」に向けて1次合宿地の宮崎入り。宮崎市内のホテルで全体ミーティングを行った。稲葉監督は「(第2回WBCの)09年以降10年間、世界一になっていませんので、もう1度、世界一を取りにいこうという話をさせていただきました。いよいよ始まるな、という感じでしたし、選手の顔を見ていてもいい顔をしていた。この合宿期間、いいチームを作れるにしたい」と意気込みを語った。

 ラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表がベスト8進出。列島を熱狂させる戦いぶりに、侍指揮官も刺激を受けたようだった。「野球もやはり切磋琢磨しながら、ファンの方々の応援をいただいて、世界一になるという目標を持ってやっていきたい。やはり国歌をみんなで歌う姿に心を打たれましたので、野球もこれからしっかり国歌を歌うというところはみんなに伝えていこうと思います」と話した。

 来年3月は強化試合が行わない方針。今秋は長期間の合宿を行い、東京五輪へ向けたチーム力を高めていく。「選手の適材適所をこの大会を通じて見る。後は選手の気持ち部分も含めて、しっかりこの大会を通じて見ていきたい。たくさん合宿期間をいただきましたので、コミュニケーションをしっかり取りながらやっていきたい」と目を輝かせていた。

 22日から日本シリーズ出場中の巨人、ソフトバンクの選手を除くメンバーが宮崎で合宿を行う。25日に日本ハム、26日にオリックスと練習試合を予定。28日から沖縄に移り、31日と11月1日にカナダと強化試合を行う。プレミア12は同2日(日本時間3日)に開幕。グループBの侍ジャパンはオープニングラウンドでベネズエラ、プエルトリコ、チャイニーズ・タイペイと対戦。上位2か国に入ると、東京ドーム、ZOZOマリンで開催されるスーパーラウンド(11日開幕)に進出する。

(Full-Count編集部)

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