西武秋山、メジャー挑戦へ海外FA権の行使表明! 「最高峰の舞台で戦いたい」
「侍ジャパン」の2次合宿地・沖縄で正式表明、DeNA筒香に続き…
西武の秋山翔吾外野手が29日、海外FA権を行使してメジャーリーグ挑戦を目指すことを表明した。「第2回 WBSCプレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」の2次合宿地の沖縄・那覇市内で正式に、メジャー挑戦の意向を明らかにした。
秋山は「わたくし、秋山翔吾は昨日、海外フリーエージェント権の行使を球団に伝え、申請書を提出しましたことを本日報告させていただきます。ライオンズのファンの皆さんにもお礼を伝えたく、9年間使っていただき、一緒に戦ってきた監督、コーチ、選手、チームメート含め、チームスタッフの皆さん、そして球団職員の方々のことを思うと何とお礼を申し上げていいか分かりませんけど、行使決断をしました」と明かし、「自分のレベルがどれほど通用するのか知りたいということと、最高峰の舞台で戦いたいという思いが強くなっていったのでこういう決断をしました」と明かした。
今季途中の8月20日に海外FA権を取得した秋山はかねてからメジャーへの憧れを持っていた。2016年から結んだ3年契約は昨季が最終年。オフには球団から新たな複数年契約を提示されたが、これを固辞。海外FA権の取得を視野に入れ、単年契約を結んでいた。
西武は来季以降も必要な戦力として引き留めに全力を注いでいる。渡辺久信GMは「必要な選手。恥ずかしくない額を出す」と語る。シーズン終了後に既に面談の場を設けて、複数年での大型契約を提示して慰留に務めている。
横浜創学館高から八戸大(現八戸学院大)を経て、2010年のドラフト3位で西武に入団。ルーキーイヤーでいきなり開幕スタメンで起用されると、110試合に出場。2年目の2012年にはレギュラーに定着し、2013年には全試合に出場した。2015年にはNPB歴代最高となるシーズン216安打を放ち、2017年には首位打者。2015年から今季までパ・リーグ初となる5年連続フルイニング出場を継続していた。
この日、DeNAの筒香嘉智外野手も横浜市内で記者会見を開き、ポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャー挑戦を正式に表明していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)