ソフトB中田、初実戦2回0封も募る危機感「結果出さないとローテ入れない」

左太もも張りで出遅れ、初実戦ロッテ戦は四球で満塁のピンチ招く

 ソフトバンクの中田賢一投手が、今季初の実戦に登板した。2日に行われた「球春みやざきベースボールゲームズ」ロッテ戦(アイビー)に4番手で登板。2イニングを投げ、2安打無失点に抑えた。

「内容はいいものではなかったけど、初実戦で新たに課題ができて良かった。ストライクゾーンでどんどん勝負していこうとしたけど、四球を出しながらになった」と振り返る右腕。6回先頭のパラデスに左前安打を浴びると、1死からダフィーにも左前安打。ここで、高濱に四球を与え、1死満塁のピンチを招いた。田村を併殺打に取ったものの、四球でピンチを膨らませたことを反省した。

 左太ももの張りで出遅れていた右腕。ようやく初めて実戦のマウンドに上がり「出遅れたので、実戦で結果をどんどん出さないとローテには入れない」。開幕ローテ入りを目指す背番号11は危機感を募らせていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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