「プレミア12」は「WBC」と並ぶ世界最高峰 2020年五輪予選兼ねる重要大会
「プレミア12」はWBSC主催で、MLBが主催する「WBC」の中間年に開催される
「第2回 WBSC プレミア12」は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する野球のフル代表による国際大会だ。プロも含めたフル代表の国際大会には、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がある。こちらもWBSC公認の大会だが、主催はMLB機構とMLB選手会だ。
WBSCの前身であるIBAF(国際野球連盟)は、これまで野球のワールドカップやインターコンチネンタルカップという国際大会を開催してきたが、MLBの援助を受けてWBSCに改組した際に、これらの国際大会は廃止された。またワールドカップに代わる国際大会であるWBCは、MLBが再度主催することになった。
これによってWBSCの資金面の問題が生じたため、WBCの中間年にWBSC主催で「プレミア12」が開催されることとなった。こちらも4年に1度開催される。2015年に第1回が行われ、今年が第2回となる。
WBCは、以前は招待国だけの大会だったが、現在はWBSC参加国による予選を経て本大会が行われる。しかしプレミア12は、予選はなく、WBSCランキング上位12か国の招待試合として行われる。
第1回は、2014年末までのWBSC世界野球ランキング上位12か国・地域を招待した。
1位 日本
2位 アメリカ
3位 キューバ
4位 台湾
5位 オランダ
6位 ドミニカ共和国
7位 カナダ
8位 韓国
9位 プエルトリコ
10位 ベネズエラ
11位 イタリア
12位 メキシコ
オープニングラウンドは札幌ドームでの開幕戦を除いて台湾で行われた。ノックアウトステージ(決勝トーナメント)は、台湾と東京で行われ、韓国が優勝、準優勝はアメリカ、3位は日本だった。