侍ジャパン、初回に山田の犠飛で中国から先制 初スタメンの田中が好走塁
すでに1次ラウンド1位突破を決めている侍ジャパン
野球日本代表「侍ジャパン」は10日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第3戦で中国(東京ドーム)と対戦。初回に山田哲人内野手(ヤクルト)の右犠飛で先制した。
日本は初回、先発武田が2死三塁のピンチを迎えるも、4番ナ・チュワンを三振に仕留めて無失点。すると、その裏の攻撃では今大会初スタメンの田中がセンター前ヒットで出塁した。菊池はフルカウントから空振り三振に倒れるも、田中は最後のボールで二盗に成功。捕手の送球が逸れ、一気に三塁に到達した。
1死三塁で、初の3番起用となった山田がフライを打ち上げる。二塁後方への浅い飛球だったが、三塁走者の田中がタッチアップ。好走塁で右翼手からの返球より一足早く本塁を駆け抜け、先制点を奪った。その後、筒香がライト前ヒットで出塁するも、中田はライトフライに倒れ、追加点はならなかった。
2大会ぶりの世界一を目指す日本は、7日のキューバ戦、8日のオーストラリア戦に連勝。すでに1位突破を決め、2次ラウンドではイスラエル、オランダ、キューバと対戦することになっている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count