米国、延長10回サヨナラで白星発進! ジョーンズが前DeNAモスコーソからV打
初V目指すアメリカが初戦コロンビアに辛勝
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールCが10日(日本時間11日)、米国・マーリンズパークで行われ、アメリカが初戦のコロンビア戦で3-2とサヨナラ勝ちし、白星発進した。強力打線が相手先発キンタナの前に5回まで沈黙したが、2点を追う6回に追いつくと、延長10回にA・ジョーンズのサヨナラ打が飛び出し、苦しみながらも激闘を制した。
WBC初優勝を狙うアメリカは今大会、好選手を続々と招集。この日の先発ラインアップにも1番・キンズラー(タイガース)から、A・ジョーンズ(オリオールズ)、アレナド(ロッキーズ)、ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、ポージー(ジャイアンツ)、スタントン(マーリンズ)、マーフィー(ナショナルズ)、マッカチェン(パイレーツ)、クロフォード(ジャイアンツ)と強力打線を揃えた。
しかし序盤はホワイトソックスで活躍する相手先発キンタナの前に沈黙。米国先発アーチャーも4回を無安打無失点、12者連続斬りと圧巻の投球を見せたものの、2番手のギブンズが5回2死から3者連続二塁打で2点を先制を許し、劣勢に立たされた。
米国打線は5回まで無安打無得点。しかし、6回2死からクロフォードがライトへチーム初ヒットを記録。球数制限(65球)目前の63球となったキンタナがここで降板すると、相手2番手のクエバスに襲い掛かり、キンズラーがヒット、A・ジョーンズが適時二塁打でまず1点を返した。さらに強打者アレナドが暴投による振り逃げで同点に追いついた。
その後は両チームとも好機を生かせない展開が続いたが、迎えた延長10回、アメリカは相手4番手の前DeNAモスコーソから2死二、三塁と好機を作ると、A・ジョーンズがセンター前へサヨナラ打を放ち、勝利。前回王者のドミニカ共和国、カナダらと同組となったC組の初戦で苦しみながら白星をつかんだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count