侍、12日のオランダ戦先発は石川 小久保監督が明言、2R連続で“開幕投手

2次ラウンド初戦は強敵オランダ、「キューバ戦のようにゲーム作ってほしい」

  野球日本代表「侍ジャパン」は12日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド初戦・オランダ戦(東京ドーム)に挑む。1次ラウンドを3連勝で突破した日本は11日に東京ドームで前日練習を実施。小久保裕紀監督は、オランダ戦の先発を1次ラウンド初戦のキューバ戦でも先発した石川歩投手(ロッテ)に託すことを明かした。

 前日会見に出席した小久保監督は、オランダ戦の先発について聞かれると「石川で」と明言。21時頃には大会本部から正式に発表される予定だ。

 石川は日本のWBC初戦となったキューバ戦で“開幕投手”の大役を任され、4回2安打1失点1奪三振1四球と好投。東京ドームが異様な雰囲気に包まれる中、しっかりとゲームを作って勝利投手となり、日本の白星発進(11-6)に大きく貢献した。

 小久保監督は石川について「あの独特の(雰囲気の)キューバ戦を本当にいつも通りのマウンドさばきでゲームを作ってくれた。明日もあのような形でゲームを作ってくれることを期待します」と話し、この日の練習中のチームの雰囲気も「よかったと思います」と笑顔で振り返った。 

 1次ラウンドA組では最終戦で勢いに乗るイスラエルに敗れたとはいえ、メジャーの一流内野手を揃えるオランダは2次ラウンド最強の敵。石川は練習後、「メジャーリーガーもいっぱいいますし、いいチームだと思います。自分を出せればいいかなと思います」と静かに話し、最後に「頑張ります」と短い言葉に気持ちを込めた。2ラウンド連続の“開幕投手“を任された石川の出来が、侍ジャパンの今後の戦いを左右することになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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