昨季1勝のロッテ大嶺祐、OP戦12回0封! ローテ大前進 監督「嬉しい悩み」

ヤクルト戦3回1安打無失点、昨季は1勝で防御率6.49「やり返したい」

 ロッテ・大嶺祐太投手(28)が開幕ローテーション入りへ、大きく前進した。14日のオープン戦・ヤクルト戦(ZOZOマリン)、スタンリッジに続く2番手で5回から登板。3回1安打無失点で、オープン戦3試合12イニング無失点と結果を出し続けている。

 涌井、石川に続く残りローテ4枠を、スタンリッジ、唐川、二木、関谷、ルーキー佐々木、酒居らで激しく争う。大嶺祐について、伊東監督は「結婚もして、気持ちの面でね。真っすぐはもともと速い。(開幕ローテに)嬉しい悩みですね。じっくり考えます」と大きな手応えを感じている。

 プロ10年目の昨季は、わずか1勝で防御率6.49と散々。大嶺祐自身も「昨年の秋から、キャンプとやってきたことが間違いじゃなかった。しっかり準備できている。そこを継続していきたい」と収穫を挙げ、ローテ争いについて「相手を気にしている暇はない。昨年、すごい悔しい思いをしたので、いい意味でやり返したい。反省点はカーブのコントロールと、真っすぐがボール二つ高い」と修正点は明確だ。

 7回2死二塁ではヤクルトの新外国人グリーンにフォークの連投で三ゴロ。結果にも必死でこだわっている。歌手で女優の琴菜と昨年2月、10年越の交際を実らせて入籍した。プロ11年目。弟の翔太とともに充実のシーズンが始まりそうだ。

【ロッテ・大嶺祐、オープン戦登板成績】

○2月25日・ヤクルト戦
 5回/被安打3/四死球1/三振2/失点0

○3月7日・楽天戦
 4回/被安打1/四死球2/三振2/失点0

○3月15日・ヤクルト戦
 3回/被安打1/四死球1/三振0/失点0

計=12回/被安打5/四死球4/三振4/失点0

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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