DeNAドラ1森、“ド緊張”会見「質問忘れちゃいました」背番号6、新入団選手会見

入団会見に臨んだDeNAのドラフト1位・森敬斗(中央)【写真:編集部】
入団会見に臨んだDeNAのドラフト1位・森敬斗(中央)【写真:編集部】

桐蔭学園高の主将、U-18野球日本代表では1番打者

 DeNAは22日、新入団選手会見を横浜市内で行った。ドラフト1位で指名を受けた森敬斗内野手(桐蔭学園高)は「このユニホームに袖を通してやっとベイスターズの一員になれたという気持ちと責任感を感じています。頑張るというのが今の率直な気持ち」と語った。

 走攻守揃った遊撃手として指名を受けた森。桐蔭学園高では主将を務め、3年時に春の選抜高校野球大会に出場。夏の甲子園は逃したものの、秋にはU-18野球日本代表として「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に「1番・中堅」としてレギュラー起用された。

 今季ドラフトは大船渡・佐々木、星稜・奥川、明大・森下のビッグ3に加えて、東邦・石川らが1位指名で人気を集めるとみられていたが、DeNAは森を単独指名。その期待の大きさから、背番号は1桁の空き番号だった「6」を渡した。

 その期待を受ける森は所信表明の一言に「泰銘」と選び、「“泰”には物事に流されない、一喜一憂しないという意味が込められている。心の中に波があったら活躍は難しいと思い、この字を選んだ。またプロは周りから見られる目も変わると思うので、周りの方、観客、ファンの方を魅了するという意味で“銘”の字を選びました。これからよろしくお願いします」とスピーチした。

 報道陣からの質問タイムでは緊張からか「ごめんなさい、質問を忘れちゃいました」と汗をかく場面もあった。「目標は鈴木大地選手。人間として尊敬できる選手なので見習いたい」と語った。

 同席したアレックス・ラミレス監督は森の魅力を「5ツールプレーヤー、何でもできる選手と思って獲得した。30本打つタイプではないが、いろんなことが全てできる選手になりえる。まず経験を積んでもらい、近い将来ショートのレギュラーで」と話し、期待をかけた。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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