次世代のブレーク候補は? 2019年、ファームで躍動した選手たち
イースタンはロッテ安田、DeNA中川が2冠、巨人山下は高卒1年目で育成→支配下
26日の「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」では、ファーム選手の表彰も行われた。1軍での活躍を目標に奮闘した若手たちは、将来のスター候補。今季の新人王に輝いたヤクルトの村上宗隆内野手、ソフトバンクの高橋礼投手らも昨シーズンまではファームでしのぎを削っていた。2019年シーズンのイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグで躍動した選手たちは……。(OPS=出塁率+長打率)
○安田尚憲(ロッテ)
今季成績(2軍):122試合 打率.258 19本 82打点 OPS.804
2017年ドラフト1位でロッテに入団。2年目の今季、1軍昇格はなかったもののイースタンで本塁打、打点の2冠王に輝いた。昨季は1軍で60打席に立ち、新人王資格(支配下5年以内、1軍で60打席以内)を残すため、来季に期待がかかる。
○中川虎大(DeNA)
今季成績(2軍):20登板 11勝3敗1セーブ 93奪三振 防御率2.25
2017年育成ドラフト1位でDeNAに入団。2年目の今季は前半戦で13試合に登板し、8勝3敗、防御率2.00の好成績を残して支配下契約を勝ち取った。1軍でも3試合に登板(1先発)し、イースタンでは最優秀賞防御率、最多勝利の投手2冠に輝いた。
○山下航汰(巨人)
今季成績(2軍):90試合 打率.332 7本 40打点 OPS.867
2018年育成ドラフト1位で巨人に入団。育成1年目ながらファーム53試合で打率.316、3本塁打、18打点の好成績で、7月5日に球団史上初となる高卒1年目での支配下登録を勝ち取った。1軍では12打数で2安打を記録。イースタンでは首位打者に輝き、新人賞、殊勲賞、ビックホープ賞も受賞した。