侍Jがカブスに4-6で敗戦 先発・藤浪158キロ計時も川崎の足に苦戦
菊池のソロ弾で先制も逆転負け
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で決勝ラウンドまで勝ち進んだ野球日本代表「侍ジャパン」は18日(日本時間19日午前5時)、アリゾナ州メサでカブスと練習試合で対戦。日本は菊池のソロ弾で先制するも、4-6で敗れた。
WBCで世界一を目指す侍が、昨季ワールドシリーズ覇者カブスに投打にわたり苦しめられた。侍打線は、初回に菊池が左翼にソロ弾を運び、1点を先制する。だが、その後はカブス先発ラッキーの老獪な投球にバットが沈黙。2回先頭の鈴木が三塁内野安打で出塁した後は、3回に菊池の四球をはさんで11者連続凡退とされた。
6回は2番手デービスに3者凡退、7回は3番手ストロップから筒香が中前打で出塁するも得点できず。反撃の機会をつかめないまま終了するかと思われたが、5点を追う8回に意地を見せた。4番手ビーラーを相手に先頭・平田から3連打で無死満塁とすると、菊池の二ゴロ、秋山の一ゴロの間に3点を追加。2点差まで追い上げた。
投げては先発・藤浪が最速98マイル(約158キロ)を連発したが、1点リードの1回裏にカブス1番・川崎に二塁内野安打で出塁を許し、次打者の初球で二盗。1死三塁から3番・ヘイワードの一塁ゴロの間に同点とされた。
3回にも川崎の足にかき回された。マウンド上の藤浪は先頭・川崎に四球を与え、ここでも二盗を許す。無死二塁から次打者ゾブリストに中越え三塁打とされ、川崎が勝ち越しホーム。さらにヘイワードにも右前に適時打を運ばれ、この回2点のリードを許す。
日本の救援陣は、5回から2番手として登場した増井が2失点。6回に登板した松井が初球を代打ボーテに右翼ソロ弾とされ、ジワリと点差を広げられる。7回以降は宮西、則本が無失点リレーしたが一歩及ばず、4-6で黒星。昨季108年ぶり世界一に輝いたカブスに敗れた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count