米国、王者ドミニカを逆転撃破&4強進出! スタントンV弾、準決で侍Jと激突

米国がF組2位で決勝Rへ、準決は21日プエルトリコVSオランダ、22日侍VS米国

 第4回ワールド・ベースボール・クラシックの2次ラウンド・プールFは18日(日本時間19日)、アメリカがドミニカ共和国に6-3で競り勝ち、同組2位で決勝ラウンド進出を決めた。プエルトリコが同組1位通過を決めており、準決勝は20日(日本時間21日)にプエルトリコとオランダ、21日(日本時間22日)に侍ジャパンとアメリカが激突する。

 2次ラウンド最終戦は勝者が準決勝に進出するという大一番となった。1次ラウンドでは前回優勝のドミニカ共和国がアメリカに逆転勝利。今大会2度目の対戦で先手を取ったのはドミニカ共和国だった。アメリカ先発ダフィーに対して初回、1死一塁から3番カノが左翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、先制。4番クルーズが振り逃げで一、三塁とすると、続くC・サンタナもライトにタイムリーを放ち、この回2点を奪った。

 ドミニカ共和国は2回にも先頭の8番ポランコがセンターへヒット、9番カスティーヨが左翼線を破る二塁打を放ち、無死二、三塁とチャンスを作る。しかし、J・レイエス、マチャド、カノと凡退し、好機を逸した。

 ピンチを防いだアメリカは逆に流れを引き寄せる。3回、相手先発の E・サンタナに対して8番スタントン、9番ルクロイの連打で無死一、三塁とすると、キンズラーのショートゴロの間にまず1点。さらに2番イエリッチが2死一塁から左中間へタイムリー二塁打を放ち、同点に追いついた。

 4回には2死から7番クロフォードがヒットで出塁すると、スタントンがレフトスタンドへ強烈なライナーを突き刺す2ランを放ち、2点を勝ち越し。7回の守備では中堅のアダム・ジョーンズがマチャドの大飛球を本塁打寸前でスーパーキャッチする好守を披露。直後、カノにソロ弾を浴びて1点差に詰め寄られるも、8回には6番マカッチェンの2点二塁打で突き放し、3点差とした。

 アメリカはこのリードを守り切り、前回大会優勝のドミニカ共和国を撃破。2次ラウンド2勝1敗とし、4強入りを決めた。21日(日本時間22日)に決勝進出をかけ、侍ジャパンと激突する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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