侍J、カブス戦黒星に見た収穫 小久保監督「則本と宮西は対応できている」

カブス戦6失点も6回以降は1失点に抑えた侍J投手陣

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で決勝ラウンドまで勝ち進んだ野球日本代表「侍ジャパン」は18日(日本時間19日)、アリゾナ州メサでカブスと練習試合で対戦。昨季ワールドシリーズ制覇をしたカブスを相手に日本は4-6と黒星を喫したが、決勝ラウンドに向けて得た手応えがあった。それが好調続く中継ぎ陣だ。

 1次ラウンドと2次ラウンドで圧倒的な存在感を見せた侍ブルペン。対戦相手に傾き掛けた試合の流れを、中継ぎ陣が無失点リレーでつなぎ、引き戻した試合が多かった。そんな中、気候や環境がまったく違うアメリカで、日本と同じパフォーマンスが見られるかが、決勝ラウンドのポイントとなりそうだが、18日のカブス戦を見る限り、中継ぎ陣は環境や条件の違いにしっかり適応できていると言えそうだ。

 5回に2番手としてマウンドに上がった増井こそ、1イニングを3安打2失点だったが、3番手以降はカブス打線を抑えた。6回に3番手として登板した松井は、変わり端の初球を右翼へのソロ弾とされたが、続く川崎を左飛に打ち取ると3者連続凡退。7回の宮西は1安打無失点、8回の則本は3者連続空振り三振と、マイナー選手が主な打線だったが一切寄せ付けることはなかった。

 小久保監督は「疲れが残っている。時差もあるんでね。何とか調整してほしいですね」と語りつつも、「投手は東京ドームと比べて突然おかしくなることはなかった。松井は出会い頭でホームランを打たれましたけど、宮西と則本はよかったです」と中継ぎ3投手から得た自信をうかがわせる。

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