イチロー氏が草野球デビュー! 背番号「1」、9番ピッチャーで先発出場

草野球の試合で先発のマウンドに上がったイチロー氏【写真:橋本健吾】
草野球の試合で先発のマウンドに上がったイチロー氏【写真:橋本健吾】

引退会見で語っていた「草野球」への思いがついに実現

 MLBのマリナーズなどで活躍し、3月に現役を引退したイチロー氏が1日、ついに“草野球デビュー”を果たした。この日、智弁和歌山高校の教職員チームと、オリックス時代の本拠地で自主トレでも使用していたほっともっとフィールド神戸で対戦。イチロー氏は「神戸智弁」の背番号「1」を背負い、「9番・ピッチャー」でスタメン出場にした。

 3月に日本で現役生活に幕を下ろしたイチロー氏。その後の引退会見で語った草野球への思いが、ついに実現した。「KOBE CHIBEN」のユニホームを見に纏い、これまで自主トレをサポートしてきた友人とともにグラウンドに立った。初回は三振、投ゴロ、三振に仕留めて三者凡退に抑えた。

 引退会見で「プロ野球でそれなりに苦しんだ人間でないと、草野球を楽しむことはできないのではないかと思うので。これからはそんな野球をやってみたいなという思いですね」と語っていたイチロー氏。その第1歩として、ついに、本当に“草野球デビュー”を飾った。

 打撃では2回の攻撃で初めての打席が。1点をリードし2死一、三塁で打席に立つと、捕逸で2点目が入り、2死二塁となったが四球、4回の第2打席は一塁強襲安打で快足を生かして三塁打。5回無死二、三塁の第3打席は捕ゴロで打点を挙げた。7回無死一塁で迎えた第4打席は二塁内野安打を放った。

 8回2死走者なしで迎えた第5打席は右前打を放ち猛打賞をマークしたイチロー氏。投げては9回まで1人で投げ抜き、131球の熱投で6安打16奪三振で完封勝利を飾った。

(Full-Count編集部)

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