FA残留の西武十亀、1900万円増の年俸7000万円 変動制の3年契約「先頭に立って…」

契約更新に臨んだ西武・十亀剣【写真:安藤かなみ】
契約更新に臨んだ西武・十亀剣【写真:安藤かなみ】

来季は7000万円プラス出来高、FA残留に「すっきりしています」

 西武の十亀剣投手が5日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸変動制の3年契約を結んだ。来季年俸は1900万円増の7000万円プラス出来高(金額は推定)。国内FA権を行使して西武に残留することがすでに決まっており、「FAの時には人生で一番悩みました。宣言をしてすっきりしています」と清々しい表情で話した。

 2連覇を達成しながらも、チーム防御率はリーグワーストの4.35に終わった西武。シーズン後半は若手投手陣を中心に盛り返したが、十亀は「ひとつひとつのことをないがしろにやっている投手がいる気がする」と投手陣の姿勢に苦言を呈した。

 さらに「内海さんや榎田さんはすごく早く(球場に)来て、全体アップの前に自分がやるべきことを終わらせている。『先輩たちはやっているのに』というところを考えてほしい」と意識改革を促した。十亀自身も4シーズン2桁勝利から遠ざかっているが、「先頭に立って、目標としてもらえるように頑張りたい」と復活を誓っていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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