ソフトB開幕投手・和田、一切の不安感じさせず 「やりたいこと全てやれた」

OP戦最後の登板で4回2安打無失点、本番へ「よりいい状態に持っていきたい」

 ソフトバンクの和田毅投手が、開幕に向けて、一切の不安を感じさせない好投を見せた。31日・ロッテ戦(ヤフオクD)の開幕投手に決まっている左腕は、24日の広島戦でオープン戦最後の登板。4回2安打無失点と順調な仕上がりを見せ「やりたいことは全てやれましたし、体調も上がってきている。次は本番になるので、よりいい状態に持っていきたい」と頼もしい言葉を並べた。

 和田自身にとっては、この日の内容は決して納得がいくものではなかったという。ストレートが高めに浮き、チェンジアップの制球にも苦心した。「力みがあった。体の状態はすごくいい状態で投げられたけど、内容が良くなかった」。それでも、2回に小窪、エルドレッド、石原を3者連続空振り三振に切るなど、5つの三振を奪った。

「今日は5回ないし、7、80球に設定していた。今日100球投げて疲れを残すよりかは、少なめでいいかな、と。4回で73球は多過ぎ。反省しないといけない」。ファールで粘られる場面が多く、4回終了時で73球に達したため、マウンドを降りたが、それも順調な仕上がりがあってこそだろう。

 オープン戦3試合に投げて、失点はわずかに1。防御率0.64と安定感は抜群だ。開幕までちょうど1週間。中6日を空けて、31日のロッテ戦へと向かう。「1週間使って、しっかり調整したいと思います」。貫禄十分の和田に心配はいらない。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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