WBC出場の日ハム宮西「燃え尽きてます」 ジョーク交え、笑顔でチーム合流

開幕へ向けて切り替えは「うまい」、NPB球への“再対応”も心配なし

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場していた日本ハムの宮西尚生投手が25日、札幌ドームでヤクルトとオープン戦を行うチームに合流した。

 日本シリーズを何度も経験している左腕にとっても、WBCの舞台は特別な緊張感があったという。「日本シリーズは1敗しても4勝すればいい。負けたら終わりというあの緊張感は高校野球に似ている。久しぶりだった」と振り返った。一方で「緊張感の方が強かったけれど、無心で出来た」と充実感をにじませた。

「燃え尽きてますよ」と報道陣を笑わせたが、中継ぎ一筋で修羅場を何度もくぐり抜けたてきただけに、切り替えはお手の物。「リリーフなので、その辺はうまい。気持ちを1回切って、また上げていきたい」と話した。

 ボールについても「統一球に戻す方が、(WBC球に)慣れるよりも早いと思う」と心配していない。31日の開幕に向け、ブルペン投球で仕上げていく予定だ。「例年以上に登板したので、実戦について不安はない。ピッチングだけでいいかなと思っている」と話した。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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