ブルワーズがとるべき3プランにDeNA筒香の名前 米メディアが考案「必要な強化プラン」

DeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】
DeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】

「一塁と左翼とローテーションが平均以下で三塁の事情に関してはリーグで最悪」

 今季ナ・リーグ中地区3位に終わったブルワーズは、今オフのテコ入れが必須の状態となっている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」はブルワーズの来季について記事を掲載。選択すべきプランを3つ提示しており、この中にDeNAからポスティングシステムを利用してMLB挑戦をしている筒香嘉智外野手も含まれている。

 記事は米データサイト「ファングラフス」のデプスチャートから、「ブルワーズは現在、一塁と左翼とローテーションが平均以下で三塁の事情に関してはリーグで最悪であるとされる」と指摘している。

 そこで記事は「ではどうあるべきなのか」と、ブルワーズに1憶3000万ドル(約141億円)の予算があると仮定してプランを提示した。この数字は昨年の1憶3400万ドル(約145億円)をすこし少なくしたものだといい、突飛な数字ではなさそうだ。その上で、現時点で9000万ドル(約97憶7000万円)が使われており、残りは4000万ドル(約43憶4000万円)だとした。「では、この4000万ドルの予算を球団の4つの弱点強化のためにどう使うべきか」。

「ジ・アスレチック」が考えた3つのうち、プラン1とプラン3に筒香の名前がある。以下がそのプランの詳細だ。

〇プラン1
左翼:ドミンゴ・サンタナ外野手 1年400万ドル(約4憶3000万円)
一塁:筒香嘉智外野手 2年1000万ドル(約10憶1000万円)
三塁:ジョシュ・ドナルドソン内野手 3年7500万ドル(約81憶4000万円)   
ウェイド・マイリー投手 2年1000万ドル(約10憶1000万円)
「ファングラフス」の予想 プラス5勝

〇プラン3
左翼:ヤシエル・プイグ外野手 3年3000万ドル(約30憶2600万円)
一塁:筒香嘉智外野手 2年1000万ドル(約10憶1000万円)
三塁:アズドルバル・カブレラ内野手 1年500万ドル(5億4000万円)
マディソン・バンガーナー投手 5年8000万ドル(約86憶8000万円)
「ファングラフス」の予想 プラス5勝

 同記事は「ブルワーズに必要な強化プランとして、左打者の一塁手、ヨシトモ・ツツゴウを入れた。この日本の打者は、コンタクト率は悪くなく、選球眼に優れていて、打球速度ではニコラス・カステヤノスと似ているとされる」と評した。

 筒香は今季主に左翼手として出場し、内野では三塁を守ることが多かったが、ブルワーズでは一塁手で起用するというプランだ。現在「1球団以上、10球団未満」が興味を示しているとされる筒香だが、ブルワーズもこの中の1球団として獲得に興味を示しているのだろうか。筒香の入札期限は20日朝となっている。

(Full-Count編集部)

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