ソフトB和田、6年ぶり開幕投手へ闘志 「143分の1だが、大事な試合」
昨年は3連覇逃して「悔しい思い」、自身4度目の大役へ「すべてやることはやった」
開幕戦(31日・ロッテ戦、ヤフオクドーム)の先発を翌日に控えたソフトバンクの和田毅が30日、報道陣を前にその心境を語った。
静かなる闘志。そんな言葉がぴったりくるほど、和田は落ち着いた表情で開幕戦への想いを口にした。
「すべてやることはやったので、あとは昨年オフからやってきたことを出せるようにしたい。昨年3連覇を逃し、各々が悔しい思いを抱きながら開幕の日に向けて『リベンジするんだ』という気持ちでやってきた。143分の1とはいえ、(シーズンへの)入りとしては大事な試合になる。しっかりと体調を整えて臨みたい」
ロッテとは、宮崎での練習試合ですでに対戦済み。新戦力であるパラデス、ダフィーとも対戦し、打席に立つ雰囲気は経験済みだ。
「(新外国人とは)1打席ずつしか対戦していないのでわからない部分はあるが、打線として1つのチャンスを一気にたたみかけてくるイメージがあるので、ビッグイニングを作らないようにしたい」
昨シーズン最多勝利のタイトルに輝いた左腕が、6年ぶり4度目となる開幕マウンドで今シーズン最初の白星を狙う。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura