巨人が開幕戦快勝! 阿部2017年1号&坂本ダメ押し弾、助っ人4人衆も躍動
投手陣は助っ人3投手でリレー、マギーは巨人初ヒットがタイムリー
巨人は31日、東京ドームでの今季開幕戦で中日に6-2で快勝した。初回に阿部慎之助内野手が2017年のプロ野球1号となる先制2ランを放つと、5回には主将の坂本勇人内野手も2ラン。「5番・三塁」で先発した新助っ人のケーシー・マギー内野手にもタイムリーが飛び出した。先発のマイルズ・マイコラス投手は7回6安打2失点(自責1)の好投で今季初勝利。スコット・マシソン、新加入のアルキメデス・カミネロと助っ人リレーで中日打線を抑え込んだ。中日は先発の大野雄大投手が6回6失点と誤算で、黒星スタートとなった。
巨人は初回、1死二塁で打席に立った阿部が、中日・大野から右中間へ右手一本で運ぶ2ラン。2017年のプロ野球1号が精神的支柱のバットから飛び出し、先制に成功した。
さらに、3回には2死から立岡のヒット、坂本の四球で一、二塁とチャンスを作り、阿部がセンター前ヒット。2打席連続打点で追加点を奪うと、続く5番マギーは左中間へタイムリーツーベース。村田をベンチに置き、開幕スタメンの座を掴み取った新助っ人が、巨人初安打初打点を記録した。
4回まで無失点の巨人先発マイコラスは、5回に杉山の犠飛で1点を返される。なおも1死二塁の場面で、セカンド正面への打球を中井が後逸。タイムリーエラーとなり2点差とされた。
それでも、頼れる主将がすぐに援護する。1死一塁で打席に立った坂本が、大野の外角への直球を捉え、右中間スタンドへ運んだ。開幕戦の3打席目で今季初アーチ。昨季自身初の首位打者に輝き、今季開幕前には侍ジャパン不動のレギュラーとしてWBCでも活躍した男の貴重な一発で、再び4点差とした。
マイコラスは6、7回と無失点に抑えて降板。8回はマシソン、9回は新助っ人カミネロとつないで、6-2で快勝。3年ぶりのリーグ制覇へ、巨人が好スタートを切った。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count