ダルビッシュの契約に「トレード完全拒否権」と米メディア 移籍の可能性浮上も

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュは2018年に6年契約でカブスに加入

 カブスのダルビッシュ有投手に突如として浮上した他球団へのトレード話。12日(日本時間13日)に米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が「ユウ・ダルビッシュに関して何球団かが問い合わせを行った」と、他球団がトレードの可能性を模索していることを報じていた。

 しかし、同サイトは「ユウ・ダルビッシュは、トレード拒否権を“放棄するつもりはない”ということである」とのタイトルで、移籍の考えはない意向であると伝えている。

 同サイトは「カブスは、ベテラン右投手のユウ・ダルビッシュに関して(トレードについての)電話を受けているという」としたうえで「カブスは、彼をチームの意思でトレードに出すことはできない。ダルビッシュの契約には、(今オフを含めて)当面の間は“トレード完全拒否権”が含まれているからだ」と伝えた。

 記事は「セオリーでは、カブスがトレードの話をまとめて、ダルビッシュに『トレード拒否権』を行使しないように、獲得を目指す球団に説得させることは可能だが、それは厳しい戦いになるだろう」と指摘。さらに米全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者のツイッターを引用。ナイチンゲール氏は「ダルビッシュは、トレードに合意するつもりは『まったくない』ということだ」と綴っている。

 さらに記事は「たとえ、カブスがトレードのシナリオに耳を傾けているとしても、ダルビッシュはシカゴでプレーすることが気に入っているようだ」と指摘した。

 ダルビッシュは6年総額1億2600万ドル(約137億6500万円)で2018年にカブス移籍。同年がわずか8試合の登板に終わったが、今季は31試合に登板して6勝8敗、防御率3.98の成績を残した。

(Full-Count編集部)

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