40歳の広島新井、開幕から4番で存在感 対戦成績4割超の阪神能見をまた攻略

貴重な2点打で勝利に貢献も「まだ始まったばかり」

 広島の新井貴浩内野手が、2日の阪神戦で貴重な追加点をもたらす2点タイムリーを放った。

 4番の役割をきっちりとこなした。3回の糸井の一発で、2-1と1点差に迫られた直後の3回の攻撃。田中の左前打、丸の右前打で1死一、三塁のチャンスで打席に入った新井は、フルカウントからの能見の7球目、内角低めの138キロ直球をうまく拾った。

 打球は左中間を深々と破る二塁打で田中と丸が生還。リードを3点に広げる貴重な一打を「取られた後で、すぐに取り返すとこが出来て良かった」と振り返った。

 阪神時代のチームメートでもある能見は得意としている。昨季は15打数7安打で2本塁打、打率.467と打ちまくった。通算でも56打数23安打で6本塁打、打率.411と相性は抜群だが「それは周りが言っているだけ。本当に良い投手です」と話した。

 40歳になったが、開幕戦から4番に座り、存在感を発揮している。3月31日の開幕戦では7回に左翼席へ1号アーチ。1日は無安打に終わったが、この日はタイムリー二塁打以外にも四球と死球が1つずつで3度出塁した。チームの勝ち越しスタートに貢献し、新井は「まだ始まったばかりだから。1試合1試合準備して臨んでいきたい」と気持ちを引き締めていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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