球団史上ボンズ以来15年ぶり、投手初! 先発バムガーナーが開幕戦で豪快2発
5回にサイ・ヤング投手から弾丸ライナー、7回には勝ち越し弾
2日(日本時間3日)に開幕を迎えたメジャーで珍事が発生した。ナ・リーグの今季1号ホームランを放ったのが、なんと投手だったのだ。だが、その名を聞けば納得する人も多いはず。その人物こそ、ジャイアンツのエース左腕マディソン・バムガーナー投手だからだ。強打で知られるバムガーナーは、敵地で行われたダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発し、自ら2本塁打を放つ離れ業を達成。米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトによると、開幕戦で投手が2本塁打を放ったのはメジャー史上初の快挙だという。
メジャーの“二刀流エース”が、開幕戦で規格外のパワーを見せつけた。5回無死走者なしの場面で迎えた第2打席、敵のエース右腕グリンキーが1ボール2ストライクから投げた高め速球をフルスイング。物凄いスピードで飛び出したライナー性の打球は、瞬く間にレフト席に飛び込んだ。強烈な一発はナ・リーグ今季第1号で、マウンド上のサイ・ヤング賞投手グリンキーも唖然とするしかなかった。
2本目が飛び出したのは、3-3の同点で迎えた7回1死走者なしの場面。Dバックス4番手の左腕チェイフィンが2ボールから投じた3球目速球を捉えると、打球は再びレフトスタンドへ。この一撃でジャイアンツは一時勝ち越しに成功した。