2000本迫る阿部慎之助、「ON」以降のG最強打者&捕手としても“歴史的存在”
巨人の打者&強打の捕手として―野球殿堂入り確実な阿部慎之助
少し気の早い話だが、現役選手の中で「野球殿堂入り」当確は、巨人、阿部慎之助だと思う。今年中には2000本安打を打つ可能性が高いが、すでに歴史的な存在だ。
まず、82年に及ぶ巨人の歴史の中での阿部慎之助の位置づけについて見ていこう。以下は巨人の安打、本塁打、打点の5傑だ。(数字は4月11日現在。◎は殿堂入り)
【安打数】
1王貞治 2786 ◎
2長嶋茂雄 2471 ◎
3川上哲治 2351 ◎
4柴田勲 2018
5阿部慎之助 1929
【本塁打数】
1王貞治 868 ◎
2長嶋茂雄 444 ◎
3原辰徳 382
4阿部慎之助 377
5松井秀喜 332
【打点】
1王貞治 2170 ◎
2長嶋茂雄 1522 ◎
3川上哲治 1319 ◎
4阿部慎之助 1149
5原辰徳 1093
NPB史上最多のリーグ優勝45回、日本一22回を誇る読売ジャイアンツだが、2000本安打は4人しかいない(他球団に移籍後達成した選手に駒田徳広がいる)。阿部が記録すれば5人目。また本塁打では、今季中に原辰徳の記録を抜いて巨人史上3位になる可能性が高い。阿部慎之助は、ON以降の巨人最強打者だと言ってもよい。