MLB挑戦の鷹コラスは「誰もが欲しがる」!?　米記者予想「かなり注目集める」

エ軍番記者は「エンゼルス」推し、二刀流それとも外野手専任？　今後も議論の的

　昨年までソフトバンクでプレーしたキューバ出身のオスカー・コラス外野手のMLB挑戦について、米メディアでも様々な“論争”が始まった。投手、野手ともに能力のあるプロスペクトは“キューバの大谷”として日本では紹介され、注目を集めたが、果たしてどの球団がコラスを生かせるのか。また、起用法はどうなるのか、米記者たちが予想している。

　米ヤフースポーツでは「キューバの大谷がMLBに挑戦へ。誰もが彼を欲しがるだろう」との見出しで報じられた。コラスは2017年の途中にキューバから来日し、ソフトバンクと育成契約を交わした。2年目からは野手に専念し、来日3年目の昨年6月に育成から支配下登録され、8月18日の西武戦で1軍デビュー。初打席、初球本塁打という離れ業を披露した。しかし、けがの影響で9月以降、出場はなく、10月に帰国していた。

　米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番記者のファビアン・アルダヤ氏は「二刀流の才能（の魅力）に引き付けられやすい球団を、私は知っている。これ（コラスのMLB挑戦）はエンゼルスにとっては興味深いことなのかもしれない」とツイート。大谷で用意された二刀流プログラムも球団内であることからエンゼルスがフィットするのではないかと予想している。

　また、米スポーツ局ESPNのジェフ・パッサン記者は「コラスのプレーを見たことがあるスカウトは、彼は外野手に専念することになるだろうと考えている。その一方で、別のスカウトは彼なら投手としても十分優れているため二刀流ができると語っている。いずれにせよ、コラスは球界全土からかなりの注目を集めることが予想される」とツイート。意見が分かれているが、日本経由で海を渡ろうとしているプロスペクトは今後も話題を呼びそうだ。