DeNAラミレス監督、今季目標は「リーグ優勝」　新入団選手に「チャンスはある」

指揮官は新人合同自主トレ初日に満足げ「すべてがよかった」

　DeNAの新入団選手は8日、横須賀市の球団施設「DOCK」で合同自主トレを開始した。視察に訪れたアレックス・ラミレス監督は選手たちに訓示を行うと握手を交わし「すべてがよかった」と満足げだった。

　指揮官は「ポジションは自分で掴んでください」と厳しいプロの世界を生き抜く力を求めたが、その言葉にルーキーたちも決意を固くしたようだ。ラミレス監督は「それぞれ体が強そうだった。しかしそれ以上に、握手を強く握り返してくれた。『自信がある、俺はやるぞ』というメッセージだと感じた」と頼もしげな若い戦力に期待を膨らませた。

　毎年この時期に決めている1年の目標を、今季は「セ・リーグ優勝」と語った。昨年は「90勝」、2018年は「80勝」と明確な数字を目標に掲げたが、「数字はある程度シーズンがはじまると具体的に見えてくる。それにプレッシャーに感じる人もいる」と封印。とにかく頂点に向かって突き進む覚悟だ。

　リーグ制覇への挑戦の中で「チームの優勝のため力になってほしい」と新入団選手への期待は大きい。昨年は上茶谷、2018年は東とその年のルーキーが1年目から活躍したように、可能性は大いにある。

「うちのチームのいいところは、若い選手からベテランまで結果を出せばチャンスをもらえること。なのでルーキーだろうが、活躍すればチャンスはある」とラミレス監督。「しっかり体を作り、メンタル的にもプロ野球選手として成長してほしい。そしてしっかりエンジョイして」と、エールを送った。

（臼井杏奈 / Anna Usui）