19年米全体ドラ1“満塁敬遠男”が招待選手としてキャンプ参加へ MLB公式「機会を与える」

スプリングトレーニングに招待選手として参加することが報じられているアドリー・ラッチマン【写真:Getty Images】
スプリングトレーニングに招待選手として参加することが報じられているアドリー・ラッチマン【写真:Getty Images】

オリオールズからドラフト1巡目(全体1位)で指名されたアドリー・ラッチマン捕手

 昨年、オリオールズからドラフト1巡目(全体1位)で指名されたアドリー・ラッチマン捕手がスプリングトレーニングに招待された。大学時代は無死満塁で敬遠されたことが話題になった“超有望株”がメジャー昇格を目指していく。

 MLB公式サイトは「19年ドラフト全体1位指名ラッチマンがスプリングトレーニングに招待」との見出しで球団No1プロスペクトのキャンプ参加を伝えた。複数の関係者が同サイトに語ったという。

 両打ち捕手のラッチマンはオレゴン州立大時代の2018年シーズンに102安打、83打点をマーク。これはジャコビー・エルズベリー(ヤンキースからFA)を抜いて大学記録。同年のシンシナティ大戦の7回無死満塁の打席で申告敬遠されたことで話題になり、捕手の全体1位は2001年のジョー・マウアー以来の快挙だった。

 記事ではエライアスGMがウインターミーティングで「メジャーリーグ側の経験をさせたい。彼は捕手であり、それは常に役立つこと。メジャーリーグのスプリングトレーニングに参加し、球団について学ぶことは良い経験になると思う」とラッチマンについて語ったことを紹介している。

 ラッチマンは昨季マイナーリーグで37試合に出場し打率.254、4本塁打26打点をマーク。まだメジャー昇格は現実的ではないが「経験させ球団のトップレベルの投手に慣れ、そうした投手たち相手の打席に立つ機会を与える考えである」と、今後の将来を見据えたスプリングトレーニング参加になることを伝えている。

(Full-Count編集部)

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