鷹・高橋礼、“憧れ”楽天牧田との競演を拒む「できればテレビで見たいです」

自主トレを公開したソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】
自主トレを公開したソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】

憧れの牧田が楽天でNPB復帰する「同じマウンドで投げると意識してしまう」

 ソフトバンクの高橋礼投手が26日、福岡・筑後市の2軍施設で自主トレを公開。練習後に広島で行ってきた自主トレの手応えを充実した表情で語った。

 1月に入ってオリックスの山岡らと広島で自主トレを行ってきた。「ホークスでは取り入れていない調整もできて、新たな引き出しができた」という高橋は、筑後に場所を移して宮崎春季キャンプに備える。広島でもすでにブルペン投球を行ってきたと言い、この日もブルペンに入って33球を投げ込んだ。投球動作に直結するトレーニングを積み重ね「それをマウンドで無意識でやれるように。宮崎春季キャンプでしっかり投げ込んで精度を上げていきたい」。

 テーマとしてきたのは先発としての投げる体力、スタミナ。「100球近く投げても同じパフォーマンスが出せるようにしたい。初回と同じフォームで7回、8回と投げても質が落ちないように」とし、さらに「完投するために、打者が手を出してくるところに強いボールを投げて1球で仕留めることも大事」と語る。

 強いボールを投げるために意識しているのが「投球の軸」だ。「僕の場合は(前に踏み出す)左脚が軸。それにお腹と股関節を強くすることで強いボールが投げられる」という。また「軸に乗っていければ、スライダーもいい形で曲がると思う」と、変化球にもより良い効果が得られるとした。

 同じアンダースローとして憧れてきた牧田和久投手が今季から同じリーグの楽天の一員となった。新人王の発表直後には祝福のメッセージをもらったというが「同じマウンドで投げると意識してしまうので、できれば牧田さんの投球はテレビで見たいです」と笑った。最後には「僕も次の世代のアンダースローの投手に影響を与える選手になりたい」と力強く語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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