田中将大、本拠地で9連勝&17年ぶり7戦7勝 昨季からヤ軍黒星後は8勝1敗

7回途中4失点で自身4連勝、エースの働きを続ける田中

 ヤンキースの田中将大投手は2日(日本時間3日)、本拠地でのブルージェイズ戦に先発し、6回1/3を8安打4失点4奪三振無四球で今季4勝目(1敗)を挙げた。7回に降板後、救援陣がボークで失点して4試合連続クオリティー・スタート(QS、6回以上を自責3以内)はならなかったが、中4日のマウンドで2試合連続無四球とゲームを作った。ヤンキースは11-5で勝利し、連敗を「2」でストップ。田中は自身4連勝で、本拠地では昨年6月24日のツインズ戦から9連勝。本拠地は直近7試合全勝となったが、これは2001年のロジャー・クレメンス以来17年ぶりの記録となった。

 打線が大量援護する中、田中は序盤は危なげない投球。3、4回は2イニング連続3者凡退で、計18球で片付けた。5回にピアースにソロ弾を浴び、4月19日(同20日)のホワイトソックス戦で4回に1点を失って以来、17イニングぶりの失点。この回2失点を喫すると、7回からは日系4世のヒガシオカとコンビを組み、先頭のピアースには2打席連続被弾となるソロを許す。田中は1死からトラビスにヒットを浴びたところで降板。その後、満塁の場面で中継ぎ右腕ベタンセスのボークで1点を追加され、不運な形で田中の失点は4となった。

 しかし、ヤンキース打線は7回にジャッジがこの日2本目となるリーグトップの12号3ランで追加点を挙げるなど、5本塁打11得点と大量援護。田中は91球を投げてストライクは62球。4勝目を挙げ、防御率4.46となった。

 これで、昨年6月24日のツインズ戦から本拠地は11試合登板で9勝。本拠地9連勝は、2009~10年にCC・サバシアが記録した16連勝に次ぐ球団歴代2位の記録だ。また、本拠地では直近7試合で7勝を挙げており、06年の王建民の6戦6勝を抜き、01年のクレメンスの記録に17年ぶりに並んだ。

 また、昨季初めからこの試合の前まで、田中はヤンキースが負けた次のゲームに登板した15試合では7勝1敗、防御率2.04と好成績を残していたが、この日も好投。この試合を入れてチームは16試合で12勝4敗となった。

 まさにチームを勝たせるエースの投球を続ける田中。これで開幕戦黒星の後は4連勝。存在感は日に日に大きくなっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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