ツインズは「ワールドシリーズのチームのようだ」 前田健太ら補強に地元紙歓喜

ドジャースからツインズへのトレード移籍が報じられた前田健太【写真:Getty Images】
ドジャースからツインズへのトレード移籍が報じられた前田健太【写真:Getty Images】

ツインズの前田健太トレード獲得を地元紙は評価「変更されたトレードでもよくやった」

 ドジャースの前田健太投手がツインズに交換トレードで移籍することで合意したと米複数メディアが伝えた。ツインズはマイナー選手、1000万ドル(約11億円)を受け取り、ドジャースはブラスダー・グラテロル投手、ルーク・ラリー外野手を獲得し、ドラフト全体67位指名権を得るという。

 当初はレッドソックス、ドジャース、ツインズの3球団で大型の三角トレードが進められたが、レッドソックスがグラテロルの身体検査に難色を示して一時暗礁に。ツインズはドジャースとの2球団トレードで前田獲得となった。地元紙「スタートリビューン」は、「ツインズはさらにワールドシリーズのチームのようになり、レッドソックスはさらにそうでなくなった」との見出しで伝えた。

 ツインズは昨季チーム307本塁打で年間本塁打記録を大幅に更新。このオフには昨季37本塁打、97打点をマークした15年MVPジョシュ・ドナルドソンを4年総額9200万ドル(約101億1400万円)で獲得した。先発投手には昨季14勝を挙げたエース右腕ホセ・ベリオス、同15勝のジェイク・オドリッジ、同13勝のホーマー・ベイリー、ベテラン左腕リッチ・ヒルらがいる。同紙は「昨季101勝を挙げ、(オフに)ジョシュ・ドナルドソンと契約。投手陣を補強し、ツインズは2020年にワールドシリーズを制覇する可能性の高い8ー10球団の1つとなった。ツインズはケンタ・マエダと1000万ドルを獲得し、ロースターで唯一懸念される穴を埋めたかもしれない」と先発補強を評価した。

 チームの地区連覇、ワールドシリーズ制覇への機運は高まりつつあるようだ。「ツインズは当初のトレードでもよかったが、変更されたトレードでもよくやった。強力なラインナップと守備の優れた外野手を揃えるチームで、マエダはツインズに多くの勝利をもたらすはずである」。先発3番手としてフル回転が期待される前田の獲得。1991年以来29年ぶりのワールドシリーズ制覇へ、地元メディアは大きく沸いている。

(Full-Count編集部)

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