ジーター氏、永久欠番式典に松井氏参列 満員の球場「ジーター」大合唱

「ザ・キャプテン」「ミスター・ノベンバー」の異名刻む

 ヤンキースは14日(日本時間15日)、元主将デレク・ジーター氏の背番号「2」を永久欠番とするセレモニーを行った。

 前日13日(同14日)の試合が悪天候のため中心となり、ダブルヘッダーが行われたこの日。第1試合と第2試合の間に開催された式典は大いに盛り上がった。第1子を身ごもった夫人と両親、祖母、妹と甥を連れて登場したジーター氏は、ヤンキースタジアム外野に後方にあるモニュメントパークに掲げられた「2」の序幕を行うと、フランク・シナトラの名曲「マイウェイ」が流れる中、カートに乗って球場を半周。元チームメイトの松井秀喜氏、ホルヘ・ポサダ氏、マリアーノ・リベラ氏、アンディ・ペティート氏をはじめ元監督のジョー・トーリ氏やオーナーのスタインブレナー家の面々が揃う中、「デレク・ジーター」の名前がコールされると球場は割れんばかりの歓声と「デレク・ジーター」の大合唱に包まれた。

 母の日にあたるこの日。ジーターは「まず世界中のお母さんに、母の日おめでとうと伝えたい」と切り出すと、ここまで支えてくれた母、祖母、妹、妻に感謝。さらにスタインブレナー家と球団、監督、コーチ、チームメイト、スタッフらに感謝の気持ちを伝えると、最後に「最高のチームで、スポーツ史上最高のファンの前でプレーできて幸せだった」と笑顔で語った。

 ジーター氏の功績を刻んだ記念のプレートには、主将としての功績、プレーオフでの活躍を称え、「ザ・キャプテン」「ミスター・ノベンバー」の異名が刻まれていた。

 通算2747試合に出場し、3465安打、通算打率.310の好成績を残したジーター氏。ヤンキースの歴史のみならずメジャーの歴史にも、背番号「2」はしっかりと刻み込まれている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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