阪神が野村克也氏の逝去を発表 矢野監督「いい野球人生を歩ませていただきました」

阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】

揚塩球団社長「プロ野球界に残していただいた野村さんのご功績に敬意を表します」

 阪神が11日、野村克也氏が逝去したことを球団ホームページで発表した。「1999年より当球団監督に就任、3年間一軍監督として指揮いただきました。野村克也氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と哀悼の意を表している。

 揚塩健治球団社長は「突然の悲報に接し、大変驚いております。今年に入ってからもメディアを通じて、何度かお姿を拝見しておりましたので、本年もタイガースの戦いぶり、矢野監督の采配について、厳しくも温かいお言葉をいただけるものだと今でも思ってしまいます。野村さんには、2003年の優勝をはじめ、その後現在に至るまで、常に優勝争いを行えるチームの礎を築いてくださり、大変感謝しております。野村さんのID野球の教え子が、今では指導者として数多く指導に当たっているなど、プロ野球界に残していただいた野村さんのご功績に敬意を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを発表。

 矢野燿大監督も「急なことでとても驚いています。最後にお会いしたのは昨年甲子園に来ていただいたのが最後だと思います。巧い者がレギュラーになり結果を残すのではなく、頭で考えてやっていけば、そのような選手たちに追いつけるんだということを教えていただいたのは野村監督でした。僕もそのおかげで自分が思っているよりいい野球人生を歩ませていただきましたし、今もこうやって監督という立場にならせていただいているのも野村監督に教えていただいたことがあってこそなので、本当に愁いしかないです。頭で考えてやっていけば、強い相手にも勝つことができるし、自分の目指すところに行けるということを教えていただいたので、それを選手に伝えながらやっていきたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします」と“恩師”の死を悼んだ。

(Full-Count編集部)

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