上原浩治、移籍後初セーブ 9回無死満塁で完璧火消しに「良かったぁ~」

「ノーアウト満塁からの登板…」も全球ストライクの圧巻の投球「勝ったよ」

 カブスの上原浩治投手は18日(日本時間19日)、本拠地でのレッズ戦で5点リードの9回無死満塁の大ピンチで登板し、1回無安打無失点2奪三振の完璧投球で今季初セーブを挙げた。10球全てストライクの圧巻の内容で見事に火消し。カブスは9-5での勝利に導いた。

 8回から登板した3番手ダンシングが続投した9回に乱れ、無死満塁のピンチ。9-4と5点リードのカブスは、ここで上原をマウンドに送った。先頭デュバルは2球連続空振りで追い込み、1球ファウルの後にスプリットで左飛。俊足ハミルトンがタッチアップして1点が入ったものの、最初のアウトを奪った。

 スアレスは87マイル(約140キロ)の内角直球で見逃し三振に仕留めると、ターナーも87マイルの直球を振らせて空振り三振でゲームセット。2者連続3球三振という完璧な投球で、一時9点差から追い上げられて嫌なムードが漂っていたカブスに勝利をもたらした。なんと10球全部がストライク。10球以上を投げてストライク率100%はメジャー9年目で初だ。

 登板後には、自身のツイッターで「良かったぁ~。ノーアウト満塁からの登板… 勝ったよ~」と安堵のつぶやきを投稿した上原。防御率は3.45。セーブはレッドソックス時代の昨年9月18日ヤンキース戦以来、カブスでは初となった。
  
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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